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MacBook Air(late 2010)上のMavericksの使用感

前の記事で、外出時に使用しているMacBook Air (late 2010: C2D 1.86GHz / RAM 4GB / SSD 128GB / Snow Leopard)にMavericksをクリーンインストールしました。

今回は、その使用感を中心に記事にしてみます。すでにインターネット上には、Mavericksに関して多くのレビューやレポート記事がありますので、このページではMacBook Air(late 2010)上でのMavericksに特化しお伝えします。

MacBook Air(late 2010)のハードウエアリソース

まずは、一番心配なCPU、MEMORY、ディスク速度/容量的などのハードウェア的な問題について

CPU

このMacBook Air (late 2010)は、Intel Core2Duoを搭載しています。いわゆる吊るしではない、WEBでカスタマイズしたものなので、1.86GHzになります。

通常の作業(メール、インターネット、プログラミング)などにおいては、一切のストレスを感じることはありません。いわばSnow Leopardと同じと言っても良いくらいです。

ただ、常駐・リアルタイム監視型のVirus対策ソフトをインストールし、Dropbox内ファイルの大量ダウンロードなどを行うような作業や高精細画像のフィルター処理、3Dモデリングのレンダリング処理など、長い時間のCPU処理を伴う作業においては、CPUが100%になり、メニュー選択やクリックといった基本操作のレスポンスも待たされることがあります。これは、Snow Leopardでも起こっていましたが、Mavericksでは顕著に表れ、ストレスになります。

MEMORY

その当時のカスタマイズでMAX容量であった4GBを搭載していますが、今や8GBが標準で、4GBは最低条件になりつつあります。

もちろん、アプリケーションをどれだけ同時に使うかや、どれだけ容量の大きな画像/動画を扱うかによって異なりますが、通常の作業においてスワップが起こるようなことはありません。

Mavericksにおいては、特徴であるメモリ圧縮機能を含め、メモリ管理の方法が大きく変わったように思われます。詳しい技術的な内容は、他の機会に譲るとして、簡単なイメージとしては、Snow Leopardの時は、必要な分だけメモリが確保され、徐々に空き容量が減っていき、最終的にディスクにスワップする感じであったが、Mavericksは、事前にメモリ内で出来るだけ大きな枠を確保し、その中でやりくりしている感じです。

おそらくアプリ側に任せていた部分のメモリ管理を、OS側で積極的に関与し、OS全体としてメモリを最適化している感じです。

SSD容量/速度

SSD容量に関して、厳密な調査はしていないが、無駄なファイルなどが一掃されたことで、ディスク使用量も大きく減らすことができました。Mavericksインストール直後で11GB程度の使用量、アプリやメールデータ、ドキュメント等を各所に設定しても、25GB程度に収まっています。

SSD速度に関しては、最新のSSDと比べるとアクセス速度も落ちるが、それでもHDDの機種に比べると圧倒的に高速であるため、ディスクアクセスで待たされることは皆無です。

バッテリー
Safari Enagy Saving

Mavericksの新機能の一つに、バッテリー消費の軽減があります。これはLionやMountainLionで増加した消費量を少し取り戻す程度の改善程度であり、Snow Leopardと比べてバッテリー消費が大きく改善する事はありませんでした。まあ、同等レベルか、若干短くなった感じでしょうか。厳密なテストをした訳ではないので、あくまでも個人的な使用感での感覚的な評価です。

という事で、ハードウェア的なリソースに関しては、おおむね問題ないと言えると思われます。


Mavericksの便利な機能

次に、Snow Leopardと比較してMavericksの便利な機能について

Trackpad
TrackPad

OSの操作に深く対応していて、そのカスタマイズもできる用になってきた。単なるWEBのページ移動だけでなく、サイドメニューや、MissionControlやSpaesなどよく使う機能がさらに使いやすくなったと言える。 私は、この部分がMacOSの一番の売りであり、Windowsと比べて使いやすさの代表であると感じています。

Safari Enagy Saving
見やすくなったカレンダー

Snow Leopardのカレンダーは、Googleカレンダーに近い、単純に日/月/週/年単位で予定が見れるだけの印象でしたが、Mavericksになって、より現代的な見やすい表示に変わりました。iPadのカレンダーアプリに近い感じです。

Mission Control and Spaces
Spaces

Snow Leopardでは、ミッションコントロールと独立していたSpacesが、Mavericksでは画面が統合され(機能はそのまま)、より見やすく便利になりました。 Spacesを使う人にとっては、非常にありがたい改善です。 Space間のウインドの移動も直感的になりました。

Message
Massage

Mavericksでは、同じネットワーク上にあるiPhoneを自動で拾ってきて、連携する部分が強化されました。 iPhoneの小さい画面で長い文章を作成するのに時間が掛かっていた事が、Mac上で出来、そのままiMassageを使って送れるので時間短縮に役立ちます。 メール以外にSMSやiMassageを多用する方にはメリットが大きいはずです。

Spotlight
Spotlight

Snow Leopardと比べて大きな進化はないとおもいます。正直、Snow Leopardの時はSpotlightをほぼ使っていなかった(その便利さに気づいていなかった)のですが、mavericksになって使い始め、その便利さを実感しつつあります。 Windowsの検索と違って、「disk」とアルファベットで入力するだけで、カタカナの「ディスクユーティリティ」が検索できるなどの、結構賢いのが便利さの理由かと考えています。

FaceTime/マップ

決して不要な機能ではないハズですが、使う機会は多くなく、便利さを感じるまでには至りません。


全体を通して

MacBook Air(late 2010)上でもMavericksは快適に動きます。仕事としても全く問題ない感じです。 悩んでいる方がいましたら、ぜひとも、インストールする事をお勧めします。


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